下部消化管内視鏡(大腸カメラ)

内視鏡

小型カメラで体内に異常が無いかを調べます。
腫瘍の早期発見、治療などに欠かせません。

下部消化管内視鏡(大腸カメラ)

大腸がんは、すべてのがん患者のうち、死亡者数が2番目に多いがんです。
大腸癌は、多くの癌と同様に、初期にはほとんど症状がなく、検診の便潜血反応などで無症状な状態で大腸内視鏡検査を施行しないと、早期では見つけることが困難です。血便や下痢、便秘、貧血の進行などといった症状が出てからでは、進行した状態で見つかることが多いのです。

大腸内視鏡検査は、こうした大腸癌を発見するには一番すぐれていると考えられることに加え、病変を発見した場合、同時に病理検査(顕微鏡検査)をすることにより、1回の検査で確定診断に至ることができます。早期に発見された大腸癌は非常に予後が良好で、内視鏡手術が可能な状態のことも多く、外科にての開腹手術を回避できます。さらに、前癌病変と言われる大腸ポリープを摘出することにより、大腸癌を予防することが期待できます。大腸ポリープ(腺腫)をすべて摘出してポリープがない状態をクリーンコロンと言いますが、この状態にしておくと、大腸癌のリスクを劇的に下げることができるといわれています。

この大腸ポリープは、体質的にできやすい方がおり、そのような方は、年に1度大腸内視鏡検査を施行することが望まれます。また、一度大腸癌を発症した方は、ほかの場所に大腸癌ができる確率はおよそ1割もあるといわれており、年に1回の検査が必須です。
また、大腸癌に限らず、潰瘍性大腸炎やクローン病などといった、若い方に多い腸炎をおこす難病特定されている疾患なども大腸内視鏡による診断が必須です。
このように、さまざま大腸疾患において大腸内視鏡検査は非常にすぐれた検査です。

では、どうしてみなさんがこの検査に拒否感が強いというと、内視鏡前の下剤内服の大変さ、検査時間の長さ、そして何より疼痛を伴うことがあることだと思います。

おぜきクリニックの大腸カメラ

当院では、これらに対し熟慮し、対応するように致しました。

内視鏡前の下剤内服(前処置)に対しては、3つの個室を設けました。
各々の個室には専用トイレ、テレビモニター、リクライニングチェアー、ロッカーを設け、ビジネスホテル感覚で前処置をしていただくことができます。この3つの個室は、一般患者様全く異なった動線に存在し、プライベートに配慮した設計といたしました。また、近隣の方であればご自宅で下剤を飲んで前処置をいただくことも可能です。

検査時間、疼痛の有無については、検査する医師の技量によるものが非常に多いです。
すべての検査は、1万件以上の内視鏡検査経験がある院長が行います。また、大腸内視鏡検査は、院長のライフワークと言えるものであり、研修医のころから無麻酔で施行する大学病院、一般基幹病院、開業医にて絶えず研鑽を積んできました。

ただ、どうしても疼痛は避けられないこともございますので、麻酔のご希望があれば、眠って施行できるように、麻酔薬の準備も致しております。
快適な移動式ベットやモニターも完備しており、院長は、基幹病院にて麻酔下内視鏡の心がまえもございます。
ご希望なら遠慮なくおっしゃってください。